リアルタイム診断ツール「NutroScan」を発表
NutroScanは、ICLが開発した革新的なリアルタイム植物栄養診断ツールで、2025/26シーズンに向けてブラジルでサービス提供が開始されました。※本サービスの日本国内での導入時期は未定です。
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ICLは、ブラジルの2025/26シーズンに向けて、リアルタイム植物栄養診断ツール「NutroScan」を発表しました。NutroScanは、分光測定とAIを組み合わせることで、圃場内で即座に作物の栄養状態を可視化し、生産者がより迅速かつ正確な意思決定を行い、作物パフォーマンスを向上させることを可能にします。
ICLは、このNutroScanの導入により、2025/26シーズン以降のデジタル・アグロノミーを大きく進化させ、農場レベルでの意思決定力を強化すると発表しました。
NutroScanは、高度な分光測定とAIを融合し、圃場で植物の栄養状態を瞬時に解析します。このツールは、栄養バランスの乱れを特定し、作物ストレスの初期兆候に対応する方法において、大きな前進をもたらします。
この革新的なアプローチは「プラント・ニュートロジー」と呼ばれ、診断、植物の健全性維持、最大限の生産性の達成という3つの柱に基づいた新しい考え方を導入しています。
ICL南米CEOのAlfredo Kober氏は次のように述べています。
「NutroScanは、早期の意思決定を可能にし、損失を抑え、生産性を高めるツールです。農業を、より高精度で持続可能な次のレベルへと引き上げます。」
植物栄養診断におけるスピードと精度の飛躍的な進化
NutroScanは、わずか数分で圃場内の診断結果を提供し、意思決定のスピードを大幅に向上させます。これにより、作物がすでにストレスを受けてから対応する事後対応型から、より予防的な栄養管理へと転換することが可能になります。
NutroScanデバイスは、分光測定を用いて、植物葉身中の多量要素および微量要素の分光特性を読み取ります。AIはこれらのデータを農学的な参照モデルと照合し、各養分を「不足」「適正」「過剰」に分類します。
この迅速な診断プロセスにより、より早期の対応、精密な栄養管理、そして収量ポテンシャルの確保が可能となり、リスク低減、意思決定の最適化、作物全体のパフォーマンス向上につながります。

NutroScanは、圃場で数分以内に診断結果を提供します。
ICL Planet Startup Hubから誕生
NutroScanは、ICL Planet Startup Hubから生まれた最新のイノベーションです。このグローバルな取り組みは、農業および食料安全保障における緊急課題に取り組むスタートアップを支援し、技術の社会実装を加速させることを目的としています。
ブラジルでは、ICLが「Agtech Innovation-led For Farmers」プログラムを通じてテクノロジーパートナーと連携しました。このプログラムは、有望なアグリテック・スタートアップと生産者をつなぎ、実際の栽培環境で新技術を検証するものです。導入前のテスト期間の段階でサンパウロ州の大豆生産者と実施した試験により、NutroScanの高い有効性が確認されました。
Crop Advisorとの統合による高度なインサイト
NutroScanは、Agmatix / ICLが提供するデジタルプラットフォーム「Crop Advisor」と統合されています。圃場で収集されたデータは自動的にシステムへアップロードされ、ブラジル国内で10万ヘクタール以上、600以上のアクティブな施肥・栽培推奨プランを管理するデータ基盤に蓄積されます。この統合により、作物の反応、環境条件、養分要求に関するデータベースが拡充され、長期的な意思決定の質がさらに向上します。
ICLのアグロノミーサービスの一環として提供
NutroScanは、ブラジルにおいてICLの営業チームおよび農学チームを通じた専門診断サービスとして提供されます。このサービスモデルにより、生産者は作物のニーズに即応できる、正確で圃場即応型の栄養管理提案を受けることができ、リスクを低減しながら作物パフォーマンスを向上させることが可能になります。
NutroScanは、ICLのオープンイノベーションプログラムにおける重要なマイルストーンであり、現代農業のために設計された、科学的根拠に基づく実用的なソリューションです。




