-
植物にとって重要な栄養素であるリンを容易に利用可能
-
植物の成長を改善し、根の発達を促進し、開花を促進する
-
果物、野菜、穀物の品質と収量を向上させる
-
プレミアムで高品質、不純物のない製品
リンは植物の成長に不可欠な栄養素で、根の発達を促し、開花を促進します。ICLのリン酸肥料は、高品質で吸収されやすいリンを効率的に作物に供給します。
ICLのリン酸肥料は可給態リンの含有量が高く、植物の根に容易に吸収され、作物の成長に必要な力を与えます。ICLのリン酸肥料のポートフォリオにより、ユーザーは作物や土壌の種類に応じて、適切なリンの利用可能性、ひいては最適な農業パフォーマンスを確保するために、適切な製品を選択して使用することができます。
ICLにおけるリン酸肥料は、垂直統合型のバリューチェーンにより、採掘されたリン鉱石を使用し、イスラエルのRotem工場で生産されています。この原料であるリン鉱石は、当社のリン酸肥料製品に利用され、他の類似製品よりもカーボンフットプリントが低くなっています。
ICLの農学・技術専門チームが、効率的で持続可能なリン酸肥料の生産に必要なアドバイスとサポートを提供しています。
植物にとって重要な栄養素であるリンを容易に利用可能
植物の成長を改善し、根の発達を促進し、開花を促進する
果物、野菜、穀物の品質と収量を向上させる
プレミアムで高品質、不純物のない製品
農家さまから寄せられたよくある質問
リン鉱石が、当社リン酸肥料の原料となります。また、リン鉱石は、古代の海洋生物残骸の化石が堆積した鉱床から採掘されます。このリン鉱石を加工して水溶性の化合物を作り、リンを植物の栄養分として利用できるようになります。
製造工程では、リン鉱石を硫酸で処理してSSPを製造するか、リン酸で処理してTSPを製造します。SSPはリン酸含有量が少ないですが、硫黄とカルシウムも含有しており、3種類の植物栄養素の優れた供給源となります。SSPには硫黄(S)とカルシウムの両方が含まれているため、両栄養素が不足している場合には農学的に有利です。一方でTSPは、窒素(N)を含まない硫黄肥料の中で最も硫黄(P)含有量が高く、さらにカルシウム(Ca)を15%含んでいるため、植物栄養素をさらに供給することが可能です。
リンは、植物の初期生育と根の生長を助け、種子の発芽に関与し、植物が効率的に水分を利用できるように促します。リンは、植物が成長するために必要なエネルギーを供給しているのです。
小さな葉は赤紫色を帯び、葉先は焦げたように見え、古い葉はほとんど黒くなります。また、リンが欠乏すると、生育不良や根張りの悪さも見られます。リンは植物体内で移動しやすいため、欠乏症状はまず下葉や古い葉に現れるのが特徴です。
土壌内では、植物がリンを利用できないリン酸固定と呼ばれるメカニズムがあります。リン酸肥料が土壌に施用されると、リンは土壌に吸着された形態に変化するため、土壌中で溶けにくくなります。固定化の程度は、主に土壌pHの影響を受け、土壌pHが5.5~7.2の間で、リンの可給性が最大となります。一方、これ以下では、リン酸鉄、リン酸アルミニウム、リン酸マンガンの不溶性化合物が形成され、pHが7.2を超えると、リン酸カルシウムの難溶性化合物が生成されます。