馬鈴薯へのBIOZオニキスパーマネント

28.5

増収
BIOZオニキスパーマネントの施用で馬鈴薯の収量が28.5%増加

北海道川上郡弟子屈町
2023

Trail

28.5

増収

試験の結果

  • 収量性の向上 – 開花期におけるBIOZオニキスパーマネントの施用により、株あたりの塊茎数で約10.2%、塊茎重で約28.5%増加した。
  • 塊茎等級の改善 – 散布区の馬鈴薯は、100g以上のサイズが増加傾向在り、1個体あたりの塊茎重は約21.9%増加した。
  • 地上部の枯れあがりへの影響 – 防除畝を挟んだ対照区、オニキスパーマネント区の地上部外観を比較すると、試験区の方が枯れあがりがやや遅い傾向があった。

背景と目的

2023年春に国内で上市した、バイオステュミュラントであるBIOZオニキスパーマネントは、含有する微量要素及び超微量要素により、果樹や馬鈴薯の花芽を保持し果実や塊茎の肥大期に有用な生理作用を及ぼすよう設計されている。馬鈴薯は国内各地で栽培されており、特に北海道はその最大の産地で、輪作体系における基幹作物の1つとして重要な位置づけにある。開花期におけるBIOZオニキスパーマネントの施用が、でん粉原料用馬鈴薯の収量性に及ぼす影響を評価する目的で試験を実施した。

試験詳細

試験地域

北海道川上郡弟子屈町

作物

ばれいしょ

製品

Onyxオニキス Permanentパーマネント

評価一覧

平均塊茎数、総塊茎重、平均塊茎重、塊茎サイズ分布

処理区

でん粉原料用馬鈴薯「コナヒメ」を栽培する生産者圃場で2処理区を設けて試験を行った。

  • 対照区:慣行栽培
  • オニキスパーマネント区:50ml/10a

共通処理として、基肥はN8kg/10a、P2O5は16kg/10a、K2Oは11.2kg/10aを作条施肥した。オニキスパーマネントは殺菌・殺虫剤と混用で7月20日に水量100L/10aでブームスプレイヤーにより葉面散布した。

処理区

でん粉原料用馬鈴薯「コナヒメ」を栽培する生産者圃場で2処理区を設けて試験を行った。

  • 対照区:慣行栽培
  • オニキスパーマネント区:50ml/10a

共通処理として、基肥はN8kg/10a、P2O5は16kg/10a、K2Oは11.2kg/10aを作条施肥した。オニキスパーマネントは殺菌・殺虫剤と混用で7月20日に水量100L/10aでブームスプレイヤーにより葉面散布した。

結果一覧

図1、図2:塊茎数、塊茎重(g)

  

※エラーバーは標準偏差を表す。N=3である。

 

図3:平均塊茎重(g)

※エラーバーは標準偏差を表す。N=3である。

 

写真1:塊茎比較(3株総量)

左:対照区、右:試験区(オニキスパーマネント区)

 

写真2:試験区画の様子

 

考察:例年より夏場の高温・多湿ストレスが大きかったことにより枯れあがりが速かった。オニキスパーマネント区では、超微量要素の作用でホルモンバランスが整い、ストレスにより加速した開花後の老化速度を軽減したことにより、対照区に比して、塊茎の肥大が進んだものと考えられる。

 

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