eqo.x 溶出テクノロジー

ICLの eqo.xは、肥効調節型肥料（CRF）を新たな時代に導く画期的な生分解性溶出テクノロジーです。この土に施すCRFは、環境への影響を低減しながら、農作物の生長を最大限に引き出すことを可能にし、持続可能な農業のための優れた解決策となります。

私たちは、被覆肥料製品にeqo.xを導入しています。AgrocoteとAgromasterにその技術を組み込みました。eqo.x溶出テクノロジーは、当社の既存技術と同等の優れた性能を発揮しますが、養分を放出した後に土壌中に被覆殻が残らないという利点があります。

eqo.x はどのように機能するか？

eqo.xの溶出テクノロジーは、肥効調節型肥料（CRF）のための生分解性技術です。 CRFには、肥料核を包み込む特殊な被膜が施されており、養分の溶出速度、パターン、タイミングを制御します。

eqo.xは革新的ですが、基本原理は単純です。

• 土壌水分が被膜に浸透し、
• 肥料核が溶解し始め、
• 被膜を通じて養分が溶出され、植物が利用できるようになります。

従来の肥料と比較したCRFの違いは、被膜が土壌温度に応じて養分の溶出速度を制御することです。地温が低いと作物の生長も遅くなり、植物が必要とする栄養素の量も減るため、CRFから栄養素の溶出速度が遅くなります。地温が高いと、植物の栄養素に対する需要が高まるため、栄養素の溶出速度も速くなります。
eqo.x 溶出テクノロジーが他のコーティング技術と異なるのは、養分が溶出されると、被膜殻は土壌中で急速かつ完全に分解され、二酸化炭素と水だけが残り、他は何も残らない点です。

eqo.x溶出テクノロジーの利点は何ですか？

eqo.x 溶出テクノロジーには、次のような多くの利点があります。

• eqo.x は、持続可能な農業に理想的な、完全に生分解性の被膜を持つ被覆技術です。
• 植物の養分需要に合わせて、土壌温度によって一定かつ予測可能な栄養素の溶出が制御されます。
• 製品群は、1-2ヶ月から5-6 ヶ月（平均土壌温度 21℃）の肥効期間を持つ製品から構成されています。

eqo.xは、EU肥料製品規則に準拠していますか？

当社のeqo.x溶出テクノロジーは、コーティングの生分解性に関してEU肥料製品規則（FPR）に準拠しています。この規則はEUで2026年に導入される予定です。国内において、被覆肥料のプラスチック殻の海洋流出によるマイクロプラスチックが問題となっています。eqo.x溶出テクノロジーは、そうした問題を解決するために開発されています。