アグリテック企業 Lavie Bioの買収
微生物資材の研究開発を牽引するLavie Bioを買収することになりました。過去13カ月で、4件目の買収です。
この買収を通じて、ICLはLavie Bioの核となるチーム、微生物バンク、主要なテクノロジー基盤を得て、微生物資材のポートフォリオをさらに強化し、持続可能な農業に資する技術に磨きをかけていきます。
Lavie Bioについて
Lavie Bioはイスラエルを拠点とし、その最先端のバイオスティミュラントと生物農薬で知られています。ICLとLavie Bioが2年間にわたり協業してきた末に、この買収に至りました。特に大規模作物のための、革新的なバイオスティミュラントを開発する目的での協業です。Lavie Bioの先進的なテクノロジーとICLの専門性を組み合わせることで、微生物資材の分野で確たる地位を築き、より持続可能な解決策を世界中の生産者に届けることができるようになります。
本買収により期待できること
- MicroBoost™ AI テクノロジー: ICLは、Evogene社のMicroBoost AI テクノロジーの永久かつ無制限アクセス権を得て、微生物資材の研究開発を加速させ、新製品投入までの時間を短縮できる。
- 有能な科学者チーム: Lavie Bioの豊富な経験を有するチームは、当社の微生物資材の開発能力を向上させる。
- 微生物コレクション: 150,000 以上の微生物株により、私たちは様々な地域で作物別の製品を開発することができるようになる。
- 製品開発のための予測分析モデル: Lavie Bioのテクノロジーは、微生物資材の効果、安全性、安定性を高度に予測することを可能にする。
- ICLの製品群との統合:次世代の解決策を開発するというスペシャルティ肥料の経験を活かし、将来の農業用微生物資材を ICLの肥料製品に組み込む。
リーダーシップと継続性Leadership and Continuity
Lavie Bioのチームは、引き続き業務を推進し、ICL全体のニーズのための研究プログラムを運用していきます。そして、そのチームは、ICLグローイング・ソリューションズのR&D部門に統合され、R&DのバイスプレジデントであるDr. Elinor Erezに報告します。
この買収は、微生物資材のポートフォリオを広げ、農業のイノベーションを推進し、持続可能な農業を支援するという私たちのコミットメントを反映しています。一緒により持続可能な農業の未来を形作りましょう。