ネフライトは、ダイズなどの豆類向けの葉面散布資材(バイオスティミュラント)で、モリブデン及び超微量要素を供給。種子処理剤「トパーズ」の効果が切れるタイミングで、施用します。豆類の子実肥大期まで根粒の活性を維持し、窒素固定を促進する資材です。第3本葉期以降に施用する事で、ダイズ・豆類の増収が期待できるよう処方されています。
ネフライトは、作物サイクル全体を通して生物学的窒素固定を刺激・維持するために開発されました。窒素がタンパク質に変換される速度を高めることで、大豆・豆類はより重い莢を生成し、圃場での生産性が向上します。
ネフライトには6つの作用機序があります:
– 作物の地上部でオーキシン合成を刺激し、そのオーキシンを根系へ輸送。
– 根系では、オーキシンがサイトカイニンの合成を促します。
– エネルギー消費を抑えることにより、生物学的窒素固定の効率を向上。
– ニトロゲナーゼに供給されるエネルギーの30~60%は水素発生により失われます。
– そのため、ネフライトはヒドロゲナーゼ酵素を活性化し、エネルギーを放出してしまう水素ガスを再利用します。
– 炭素が11%~25%節約され、作物が葉、さや、子実を生長させるために使用できるようになります。
ネフライトは、エチレンの生合成を抑制する作用があり、根粒を長持ちさせ、早死を防ぎます。
ホルモン活性に加え、ネフライトは生物学的窒素固定に不可欠な栄養素を供給し、サイクルの最後まで確実に機能します。
-
ホルモンバランスを調整することで、若く強い根粒を継続的に形成
-
効率的な窒素固定により、作物成長のエネルギーをより多く供給
-
根粒菌によって提供される窒素のタンパク質・穀粒への転換を促進
-
根粒へのエネルギー供給を維持
-
作物のエチレンの形成を減少させ、根粒の早期枯死を防止
-
根粒の生理的活性を保つための必須元素を供給
対象作物 | 施用量(g/10a) | 施用方法 | 施用時期 |
---|---|---|---|
水稲および小麦 | 50 | 葉面散布 | 分げつ初期に散布 |
豆類 | 30 | 葉面散布 | 第4本葉期(展開三つ葉の3枚目)からの栄養生長期に散布 |
トウモロコシ | 50 | 葉面散布 | 第4~第6本葉期(展開葉4~6枚目)の期間に散布 |
ダイズ | 30 | 葉面散布 | 第3~第5本葉期(展開葉の3から5枚目)の期間に散布 |
対象作物 |
施用量(g/10a) |
施用方法 |
施用時期 |
その他の作物については、テクニカル・サポートにお問い合わせください。
併用の推奨
BIOZ トパーズ+BIOZ ネフライトでBNF効率を高める