欧州において生分解性被覆技術で先行するICL
ICLの画期的な肥効調節型肥料、2028年に適用される欧州委員会策定の新たな生分解性基準のすべてを満たす。
EUの新たな生分解性基準を支持
世界有数のスペシャルティミネラル企業である当社ICLグループは、欧州連合官報に掲載された肥料の被覆材と吸水ポリマーの生分解性基準に関する委任法令が発効したことを歓迎しています。この画期的な法令は、欧州連合(EU)域内における持続可能な植物栄養の新たな基準を定めるもので、環境への影響を最小限に抑えつつ作物の栄養を最適化する肥効調節型肥料(CRF)にとって、重要な意味を持ちます。
CRFは観賞用園芸やプロの芝生管理で広く使用されており、農業でもますます広く使用されるようになってきています。 制御された方法で栄養分を供給することで、CRFは作物の収量と品質を高めると同時に、養分損失を大幅に削減します。
EUの新しい基準では、CRFは製品ラベルに記載された機能的効果を維持しながら、指定された期間内に異なる環境下で生分解することが義務付けられています。これを達成するために、生分解性は一連の標準化されたテストを通じて評価されます。
生分解性被覆技術のパイオニア
この新しい生分解性の基準は、2028年10月17日よりEU内で販売されるすべてのCRFに適用されます。これに先駆け、食糧安全保障と農業における世界最大の課題に対する革新的かつ持続可能なソリューションの創出に深く取り組んでいる当社ICLグループは、すでに、類を見ない生分解性溶出技術を使用し、欧州委員会が策定した新しい基準をすべて満たす肥効調節型肥料の新しいタイプ、eqo.xおよびeqo.sを開発しています。
「この欧州委員会委任法令は、CRFの明確かつ野心的で効果的な生分解性の基準を定めています。」とICLヨーロッパのシニアバイスプレジデントであるGustavo Vasquesは述べています。「これは、業界全体とバリューチェーンにとって必要とされていた明確性と確実性を提供し、革新的な植物栄養ソリューションへの投資を継続することを可能にします。」
業界のリーダーシップへのICLの貢献
これらの新しい基準に適合するため、ICLはオランダのヘールレンにある生産施設に多額の投資を行い、先進的な生分解性コーティング専用の生産ラインを拡充しました。この投資は、持続可能な農業の実践を推進し、持続可能で高性能かつ費用対効果の高いソリューションを提供することで業界をリードし続けるというICLの決意を示すものです。