リンゴへのBIOZオニキスパーマネント施用試験
7.5
青森県弘前市 2024
7.5
試験の結果
- 収量性の向上 – BIOZ オニキスパーマネントを施用した試験区ではリンゴ1個あたりの平均果実重が7.5%増加した。
- 農薬との混用 – BIOZ オニキスパーマネントは、多種類の農薬を施用するりんご栽培において、下記の農薬と混用可能であった。
背景と目的
BIOZオニキスパーマネントは、含有する微量要素及び超微量要素により、果樹の花芽を保持し果実の肥大期に有用な生理作用を及ぼすよう設計されているバイオスティミュラントである。
リンゴの栽培において用いられる多種類の農薬との混用可否を確認するとともに、開花前と開花後におけるBIOZオニキスパーマネントの施用が、リンゴの収量性に及ぼす影響を評価する目的で試験を実施した。
試験詳細
試験地域
青森県弘前市
作物
リンゴ
製品
Onyx Permanent
評価一覧
平均果実重 (g/個) 、既存農薬との混用可否
処理区
リンゴを栽培する生産者圃場で下記の2処理区を設けて試験を行った。
処理区 | 区画名 | BIOZオニキスパーマネント施用量 | BIOZオニキスパーマネント施用時期 | 散布水量 | 混用薬剤 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 慣行区 | 0ml/10a | - | 試験区と同じ | 試験区と同じ |
2 | 試験区 | 50ml/10a | 展葉1週間後の4/19 | 250L/10a | マシン油乳剤、ブプロフェジン水和剤、クロルピリホス水和剤、イミノクタジン酢酸塩液剤 |
35ml/10a | 開花直後の5/8 | 350L/10a | イプフルフェノキン剤、マンゼブ剤、パラフィン展着剤 | ||
40ml/10a | 開花10日後5/19 | 400L/10a | シプロジニル水和剤、チウラム水和剤、PAP水和剤、炭酸カルシウム水和剤、パラフィン展着剤 |
BIOZオニキスパーマネントを上記薬剤と混用し、スピードスプレイヤーにより葉面散布した。品種は「ふじ」である。
処理区
リンゴを栽培する生産者圃場で下記の2処理区を設けて試験を行った。
処理区 | 区画名 | BIOZオニキスパーマネント施用量 | BIOZオニキスパーマネント施用時期 | 散布水量 | 混用薬剤 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 慣行区 | 0ml/10a | - | 試験区と同じ | 試験区と同じ |
2 | 試験区 | 50ml/10a | 展葉1週間後の4/19 | 250L/10a | マシン油乳剤、ブプロフェジン水和剤、クロルピリホス水和剤、イミノクタジン酢酸塩液剤 |
35ml/10a | 開花直後の5/8 | 350L/10a | イプフルフェノキン剤、マンゼブ剤、パラフィン展着剤 | ||
40ml/10a | 開花10日後5/19 | 400L/10a | シプロジニル水和剤、チウラム水和剤、PAP水和剤、炭酸カルシウム水和剤、パラフィン展着剤 |
BIOZオニキスパーマネントを上記薬剤と混用し、スピードスプレイヤーにより葉面散布した。品種は「ふじ」である。
結果一覧
図1:果実重 (g/個)
エラーバーは標準偏差を表す。N=15である。
写真1:6月19日時点の果実
考察:今回は、リンゴに対しBIOZオニキスパーマネントの葉面散布による施用効果を検証した。着果数量については計測していない。6月19日時点で、慣行区は摘果済み、試験区は摘果が済んでおらず、単純に比較はできないものの試験区の果実横径・縦径ともに、慣行区より劣っていた。しかしながら、試験区では結実率が高いように見えた。収穫期に平均的な果実15個を採取し、果実重を計測した結果、試験区の果実重が慣行区より7.5%増加していた。これは、相対的に高い中心果結実率により、試験区の収量性が向上したものと考えられる。